ぴ〜教授のショートサスペンス あなたはこのfinalに耐えられるか!
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■ 女優-8(最終章)
「ねぇ、ママ、そろそろ起こした方がいいんじゃない。」
「そうねぇ、まあでもいつもこうだから。閉店間際にはなぜか起きるし、しばらくこのままにしておいてあげましょう」
「しかし、ぴ〜教授って、ブラッデーマリーいっぱいでこうなるんですか?いつも」
「そうね、亜紀ちゃんはしらないけど、ぴ〜教授今別世界にいるのよ。それがいつもここにいるメンバーが
夢の中に現れて、みんな女優さんになって活躍するのよ。」
「へぇ〜、おもしろそう。亜紀もでてるかなあ。」
「亜紀ちゃんはでてないわよ、今日初めてでしょ。いつも、ブラッデーマリーを飲む前にその話しをみんなで聞くのね。
どんな役ででてるのか、いつもたのしみなの。」
「そうよ、亜紀ちゃん。私なんかいつも脇役でさ、ママはいつもいい役なのよ」っと、古参のdoolが言った。
「そうでもないわよ。いつもなぞの女性は必ずでてきていて、彼女にはママも勝てないみたいよ」緒女が言った。
「なぜ生きている?さては、瞬間に異空間移動したか?よくそんな力が残っていたな。イザベラ」
「力なんてもうないわよ。」
「しかしよく、おれが敵だとわかったな。」
「あなたの兄さんの、最後のメッセージの【JJJJJJJJJJJJJJJ】よ。あれは、【J】ではない。あれは【マ】を打とうと
していた。そして、片手をシフトにつけた時、生きたえた。あなたは、すかさず、その手を動かし、指を切断した。
あれは、マスターと打とうとしてたのよ。」
こざるの小竜がマスターめがけて突っ込んでいった。マスターの周りに大きなオーラのバリアーが現われそれを
はねかえしたそして、小竜を電磁エネルギー波で取り押さえ様としていた。
「こざる、がんばるのよ。小竜がマスターの手に落ちたらたいへん。この世界は暗黒の闇に落ちる。」
この時マスターの影に3人の男達が、つきそっていたのを、イザベラもdoolも気がつかなかった。彼らがそのバリアーの
エネルギーを提供していた。
「こざる、ぴ〜教授を呼ぶのよ。ぴ〜教授!ぴ〜教授!」
ぴ〜教授、ぴ〜教授と遠くから呼ぶ声が聞こえてくる。頭が痛い。ふらふらとしている。かすかに灯りが見える
どうしたんだ、ぴ〜さん、ぴ〜さん。起きて〜。ぴ〜教授は目を明けた。「なんだ、小町か、また、寝てたのかな。」
「そう、またね。今日はどんな夢だった。ファンタジー?サスペンス?私どんな役だった。」
「私はでてた?どんな役?」っとdoolが、緒女が言った。「いいわね、亜紀も今度女優させてね!」
「いいところだったのに!またこんど続き見られるかな。今日のはとくにおもしろかった。なぞの人物がまだ3人いたんだな。
残念、残念。」
ぴ〜教授は満足そうにラウンジをあとにした。ラウンジ「小町」のネオンがやけに幻想的に輝いていた。
「今日も、イザベラは現れなかったなあ。亜紀ちゃんかあ、残念、残念」
なぞの女優イザベラは今北国でくらしているらしい。(終り)
くだらない物語につきあっていただき、ありがとうございました。年内に完結でき、よかったです。