ぴ〜教授のショートサスペンス あなたはこのfinalに耐えられるか!
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Hello everybody!! Kill me please! Hello everybody!! Kill me please!
「遅かったか!私を殺してれ。ふざけてる」マスターは悲しげにつぶやいた。
「その通り、死んでしまったら、もともこもないじゃないか」
マスターは男のそばに行き、左手首をとった。自分のポケットからレザーカッターを取り出し、
表情ひとつ変えることなく、彼の人差し指を切った。そしてそれを、ハンカチに包むとさっと
自分のポケットにしまった。
「この人はどういう人なんだ。この冷静さは!」
「イザベラ、doolすまないが後を頼む。」「わかったわ。急いで」
「さあ、急ごうぴ〜教授。私達は急がねばならない。」
イザベラとdoolをその部屋に残し、マスターとぴ〜教授は消えた。
この時、ぴ〜教授はようやくマスターのこの能力がテレポテーションであることに気がついた。
イザベラと doolが死体の彼に近づいた。「最後まで、マウス操作をしていたようだわね。」
なにげなく、イザベラが彼のマウスを握っている手を押した。スクリーンセーバーが消え、
なにやらテキストBOXがでてきた。メールの入力画面である。直前まで誰かにメールを送ろう
としてたらしい。画面には、なにやら文字が打たれている。
「JJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ」の文字だけがテキストBOXに広がっていた。
「なんでしょう。”J”って」doolが言った。
「わからない。でも何かメッセージを残そうとしたことは、確かね」
「dool、あなたの出番のようね。」「わかったわ」
doolは、彼のそばにより、右手を彼の前頭部にあて、目を瞑った。
そして、つぶやきはじめた。
「彼は、PCの前でなにやら、計算をしているようです。誰かが彼の後ろにす〜と現れたわ。
あっ!男だわ。彼が倒れる、倒れる。彼は、まだ意識があるみたい。右手で必死にマウスを
操作している。そして、メール。”J"を打つ。ここで彼の意識は終っています。」
その時、画面の右上に、アニメが現れた。時刻を知らせる”時計くん”である。
”時計くん”の眉がつりあがった。そして、音声が流れ始めた。
「ごくろうさま!イザベラ、dool 君達はよくやった。ここまでだ。”5…、4…」
「2…、1…」!!!!!
イザベラ、dool,そして彼の死体が居た部屋は、爆音をあげ、木っ端微塵に吹き飛んだ。
空中に吹き飛んだPCの画面から、”時計くん”がけたたましく笑っていた。
「キャハハハハハー」と。(…つづく)