ぴ〜教授のショートサスペンス  あなたはこのfinalに耐えられるか!

 
  女優-1('02/10/26)  女優-7('02/12/15)    究極玩具-4('03/2/16)

 
 女優-2('02/10/30)  女優-8('02/12/16)    究極玩具-5('03/2/22) 

 
 女優-3('02/11/3)   4人の男('03/1/22)    究極玩具-6('03/2/28)

 
 女優-4('02/11/9)   究極玩具-1('03/1/27)

 
 女優-5('02/11/17)  究極玩具-2('03/1/30)

 
 女優-6('02/11/26)  究極玩具-3('03/2/1)
   


 女優-4

Hello everybody!! 
Kill me please! Hello everybody!! Kill me please!

「遅かったか!私を殺してれ。ふざけてる」
マスターは悲しげにつぶやいた。
「その通り、死んでしまったら、もともこもないじゃないか」

マスターは男のそばに行き、左手首をとった。自分のポケットからレザーカッターを取り出し、
表情ひとつ変えることなく、彼の人差し指を切った。そしてそれを、ハンカチに包むとさっと
自分のポケットにしまった。
「この人はどういう人なんだ。この冷静さは!」

イザベラdoolすまないが後を頼む。」「わかったわ。急いで」
「さあ、急ごう
ぴ〜教授。私達は急がねばならない。」
イザベラdoolをその部屋に残し、マスターぴ〜教授は消えた。
この時、
ぴ〜教授はようやくマスターのこの能力がテレポテーションであることに気がついた。

イザベラdoolが死体の彼に近づいた。「最後まで、マウス操作をしていたようだわね。」
なにげなく、
イザベラが彼のマウスを握っている手を押した。スクリーンセーバーが消え、
なにやらテキストBOXがでてきた。メールの入力画面である。直前まで誰かにメールを送ろう
としてたらしい。画面には、なにやら文字が打たれている。
「JJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ」の文字だけがテキストBOXに広がっていた。

「なんでしょう。
”J”って」doolが言った。
「わからない。でも何かメッセージを残そうとしたことは、確かね」
dool、あなたの出番のようね。」「わかったわ」
doolは、彼のそばにより、右手を彼の前頭部にあて、目を瞑った。

そして、つぶやきはじめた。
「彼は、PCの前でなにやら、計算をしているようです。誰かが彼の後ろにす〜と現れたわ。
あっ!男だわ。彼が倒れる、倒れる。彼は、まだ意識があるみたい。右手で必死にマウスを
操作している。そして、メール。
”J"を打つ。ここで彼の意識は終っています。」

その時、画面の右上に、アニメが現れた。時刻を知らせる
”時計くん”である。
”時計くん”の眉がつりあがった。そして、音声が流れ始めた。
「ごくろうさま!
イザベラ、dool 君達はよくやった。ここまでだ。”5…、4…
2…、1…」!!!!!

イザベラ、dool,そして彼の死体が居た部屋は、爆音をあげ、木っ端微塵に吹き飛んだ。
空中に吹き飛んだPCの画面から、
”時計くん”がけたたましく笑っていた。
「キャハハハハハー」と。(…つづく)