伊勢講
[信仰的講3]伊勢講のほか、秋葉講、稲荷講、金毘羅講、津島講、榛名講、富士講、
古峯講、三峯講などそれぞれのご利益と結びついて数え切れないほど存在している。
そうした中には、大峰講や出羽三山講、石鎚講のように山岳信仰から発展した修験道
の色彩の濃厚なものや、大社講や扶桑講のように教派神道系のものもある。
以上のような神社信仰に基づいた講を細分化すれば、仏教系統と神道系統
になるが、いずれも信仰の対象は居住する村落外にあって代参講の方式をとっている。
(小学館 大百科事典より) (つづく)
伊勢講物語5
(2000/7/20)海の日
40年も講を組んでいると、【講中】も変わるのが自然である。
当初メンバーは10人
発足10人 | ”けいちゃん”、”とっしょ”、”かずひろ”、”かべ”、”ひこっさん”、”まめ”、 ”かーみちゃん”、”じゅんごろ”、”のっころ”、”としひこ” |
成人まで11人 | ”けいちゃん”、”とっしょ”、”かずひろ”、”かべ”、”ひこっさん”、”まめ”、 ”かーみちゃん”、”じゅんごろ”、”のっころ”、”としひこ”、”とっちき” |
1983年頃まで8人 | ”けいちゃん”、”とっしょ”、”かずひろ”、”かべ”、”ひこっさん”、”まめ”、 ”かーみちゃん”、”とっちき” (3人脱会) |
1997年頃まで10人 | ”けいちゃん”、”とっしょ”、”かずひろ”、”かべ”、”ひこっさん”、”まめ”、 ”かーみちゃん”、”とっちき”、”N”、”ツートン”、準講中K.S |
そして現在9人 | ”けいちゃん”、”とっしょ”、”かずひろ”、”かべ”、”ひこっさん”、”まめ”、 ”かーみちゃん”、”とっちき”、”ツートン”、準講中K.S |
準講中のK.S君(名古屋在住)は旅行だけ喜んでやってくる。正式メンバーの数には入れていない。
途中入会しどうしても風土に合わずやめていったN君もいる。
N君、ツートン君の入会:入会というのはあまりないのであるが、引っ越してきたとか、もともと娘さんが
地元の人で、婿養子に来たとかのケースで発生する。
N君の場合は、婿養子ケース。娘さんが地元の子で、やはりこの村で根ついた生活をおくるには、
連中にはいるのがベストと判断したのであろう。
夫君であるN君にとっては、これがよかったかわるかったのか。
ツートン君は、となりの大字で講を組んでいたが、メンバーが1人もいなくなったので、
N君が入るのと同時にこちらの講に編入したケースである。
入るとき、この2人が、”これまた我らを料亭なんかに呼んでごちそうするんでっせ”。
顔つなぎちゅうやつですわぁ。
やはり、小さいころから顔なじみで気心の知れた連中の輪に、いきなり大人から入り込むのは、
無理があったのかN君は3年ほどで消えてしまった。(別にイジメがあった訳ではないが)。
ツートン君は、違う講にいたとはいえ、もともとみんなと幼ななじみのため、どってことはなかった。
(つづく)