ぴ〜教授の華麗な生活 タバコをくゆらしながらゆっくりと回想録  


 網膜裂孔('05/09/17) 

”もうまくはくりれっこう” こんな病気に自分がなるとは思わなかった。
なんの因果か、なにが災いしているのか、何の試練なのか、
なぜなんだああ〜〜〜と叫びたい。
それも
49歳の誕生日に発病とは。(この日は、家内と昼にイタメシを食ったんだよなあ。)

【経過を記録する。】
 9/11 16:00頃 ふと気がつくと右目に異様な物体が突然写った。突然にである。
 糸状のものが輪を描き、その周りに 無数の粒上の黒点が浮遊し始める。いわゆる飛蚊症状というやつでる。

 朝起きれば治るだろうと、一晩様子見。翌朝、おそるおそる目を開ける。糸状のものはまだとれない。
 そのまま会社へ。外の明るいところに出て、驚いた。
 ものすごい量の黒点が目に映った。こりゃあ、いかん。会社を、午後休暇。


 眼科へ。
網膜裂孔と診断。網膜に断裂(あな)ができ、そこからの出血などのものが
 浮遊となり(にごり)となり、見えてるらしい。

 「放置すると、この孔(あな)から、水などが入り、網膜をおしあげ、やがて剥がれて、
失明します。
 早い処置が必要です。」こんなことを言われて、放置する人はいないわなあ。
 即決、
手術です。3割負担で56,000円也。

レーザーで、膜を焼いていき固定するらしい。すると細胞がうまく活性化すれば、もとの細胞と
ひっつき、蘇生するらしいが。まあ、皮膚が切れて出血したものが、やがてかさぶたができ、自然治癒する
ようなもんじゃな。

レーザーをする前に、瞳孔を開く点眼をする。開くのに結構時間がかかる。
瞳孔が開くと、光の入る量が増えるため、世の中が
キラキラと輝く。
10分後レーザー手術開始。

プシューン、プシューンとレーザー光を右目に、発射。先生は、ゲームで戦闘機を落としてるような
感覚で撃っている。

何とか終わったみたいであるが、にごりは取れない。とれるのだろうか。
術後5日経過。未だにとれない。さすがに不安が募る。

9/17 眼科へ。レーザー光をあてた部分は、問題なくついているようである。
「先生、いつにごりはとれるんですかねぇ?にごりはなかなかとれませんよ、目の下の方に沈殿して
目の視界から見えなくなるまでね。短い人で一ヶ月、長い人で1年かかります。」
えええ、そうなんですかあ。治ったら追記しよう。でも、取れる保証がないみたい。

まだまだ続くこの、右目の白の紗の世界。


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