山遊録4 稲村ガ岳&大日山 1726m 8/15 晴れ
5:55丹生出発、6:16洞川村営駐車場に着く、朝が早くても10台ぐらい既に留まっていた。6:23出発。まだ、夜が明けて間もないので、晴れ間はなく霧のかかった様な天気である。静かな町並みを登山道に向かって歩き始める。ここ洞川(どろがわ)は、温泉街であり山上山参りの修験道者で賑わう有名な町である。そうあの女人結界を最近破られた事でも課題になった。今回トライする
稲村ヶ岳は女人大峰で親しまれ、山上山と隣り合わせに立峰している、奥駆けで有名なコースもここを通る。最初の登山入り口に着く、登山届をここでいったん出し、別のルートを選ぶ。登山道に入らず林道を直進し、涌き水で有名なゴロゴロ水を横切り、母公堂(ははこどう)まで行く。この母公堂の手前を右に入り、入山した(この入り口はわかりずらい、ちょっと迷った)
登ること1H20分 法力峠(7:42)にでる。ここで1組の夫婦連れに会う。途中3人連れのおばさんGにも逢う。さらに1H歩き、山上辻の稲村小屋に着く。ここで休憩。
途中もう1組の夫婦連れに会う。(左洞川から大峰を望む)。
この夫婦は後で私とよく会話することとなるのだが、お父さんの方は奥さんを割とほったらかしにして、歩いているのである。抜きつ抜かれつの攻防をこのお父さんと繰り返してきた。ここまでの登山道は整備されており、歩きやすいなだらかなコースである。山上辻はいわゆるコルであり、ここに小屋があり、稲村ヶ岳、大日山へのアタック基地みたいなもんである。ここにまた戻ってくるわけだ。(左大日山)
トライ開始、まず稲村ヶ岳をめざす。ここからは、ちょっとした登山である。途中、稲村ヶ岳と大日山を分けるキレットを通過し、さらに登る、約30分で登頂。9:10に着いた。
出発して2H47分。ガイドでは、3H15分ちょっと早いペースだったかな。
岩山のため山頂は狭いのだが、最近8畳程の展望台が作られ、そこから観望できるようになっている。絶景である。360度すべて見渡せる。天気も真っ青で言うことはない。
先月の大台とは大違いである。山上、大峰連峰、弥山など名だたる山が見渡せる。
すがすがしい香りを満喫し、体を浄化した。そこへ、例のおじさん夫婦が到着、労をねぎらった後
会話が始まった。こんなところでの、見ず知らずの人達との会話は楽しい。同じ趣味を
もってるからできるんだろうし、何かを共有してると感じる。おかあさんはヒマラヤも行ったらしい。私にヒマラヤに行くように勧めてくれた。いいところらしい。9:40下山開始、途中キレットから大日山へ登った。奥駆けで登る山である。勾配60度の鎖場を登る。
10:00山頂。山頂には祠が祭ってある。稲村小屋に取って返し(10:18)、来た道とは別の奥駆けコースと裏山上の沢コースを降りた。10:56女人結界のレンゲ峠につく。女人結界をくぐれば、山上山に行く。ここから洞川コースを取り降りる、なんと急勾配の道か!!!
途中沢を歩くこととなり、道もどこが道かわからなくなる。この沢は山上川の源流となってるのだが、まさにその源流の源泉に行きあたった。おもわず冷水を浴びて、飲んでしまった。おいしい。途中何度か迷いそうになったが、何とか下山できた、12:09分林道終点。この下山のルートでは上りの8人とすれ違ったが相当きついと思う。大峰大橋12:29分着、ここは、山上山の本ルートの入り口である。そこから駐車場に向かう約3kmまだ先である。途中ゴロゴロ水を補給し持ちかえる。洞川の街中、おーいという声が私を呼び止めた、例のおじさん夫妻である。すでに焼餅を食ってくつろいでいた。『あの下りのルートは大変やったやろ』と言って二言三言会話した。同じルートを降りたかどうか疑問である。(このおじさん少なくともサラリーマンではない)。
13:22分駐車場到着。帰り3H42分。帰りが長かった、珍しい。ガイドでは4H10分。
歩行距離21.9Km,30426歩。出会った人27人内欧米人1人。
(左キレット)
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