チョンガラベース ぶんちゃんさん投稿 2007年1月25日<木>
昭和の25年〜30年頃の遊びのようです。広島北部。
ボールが手に入らなかった時代に、子供達が工夫を凝らして、練り上げたベースボールですね。
棒を、バッターに当てない分、まだ危険度がすくないかも。
<あそびかた>
・人数 チーム4〜5人
・攻撃と守備の二軍に分かれて戦う遊び。
・直径1センチ位の長さ約50センチの長棒で、長さ20センチ位の短棒を弾き飛ばし、
飛んでくる棒を素手で捕るというかなり危険で、いかにも昭和のガキ大将らしい遊びである。
1)まず、地面に船形の穴(舟形のベース)を掘り、ここを攻撃のベースにする。
2)攻撃は一人づつバッターになり、アウトにならなければ三回打てる。
一回目はベースの上に置いた短棒を長棒ですくい上げて飛ばす。
二回目は片手で二本の棒を持ち、短い棒のみを離して、地面に落ちるまでに長い棒で打って飛ばす。
三回目はベースに斜めに立てた短い棒をたたいてはね上げ、地面に落ちるまでに長い棒ではじいて飛ばす。
棒を飛ばすことを失敗するとアウト。三回とも成功すると得点となり、次のバッターと交代する。
守備軍はベースを前にして扇形に立ち、飛んできた棒を素手で受け取るとバッターはアウト。
素手で取れなかった場合でも棒の落ちた場所から投げ返して長棒に当ればアウト
棒を取れなかったり、捕っても投げ返して当らなければ、攻撃が続行される。
飛んでくる棒を捕るのも難しいが、バッターも回を追って難易度が上がるので攻防が面白い。
*船形のベース=かつおぶしの形を想像してください。鰹節がスッポリ入るような穴です。
穴の前と後が尖って船頭さんが櫓で漕ぐ舟の形です。
3回目に打つ時はこの舟の先端に斜めに短棒を立てます。
すると先端が半分上に出るので、この浮いた部分を長棒でたたくと短棒は
ブーンと跳ね上がるので、跳ね上がっているうちに弾き打ちます。