エピソードC社シリーズ9 

"<気配>で分かる営業状況の巻"

今は、もう聞けなくなってしまった、なつかしい"金融漫才"の数々をつれづれ
なるままに思い起こしてみました。

田辺『おいっ、小松ちょっとこい!!!』
小松『はいっ、なんかございましたか?』

田辺『D社の例の仕事、どこがとったんや!!!』
小松『はいっ、詳しくは確認できておりませんが、
メーカーの"F社"にでた模様です。』

田辺『なにっ、"模様"てどんな"もよう"や
"からくさ"か"しまもよう"か。』
小松『はいっ、詳しくは確認できておりませんが、
わたしが小耳にはさんだ"うわさ"ではそうらしいです。』

田辺『ほんまかぁーっ。担当者にじかに聞いたんか?
なんで"F社"ってわかったんや。』
小松『はいっ、詳しくは確認できておりませんが、
実はそういう"気配"がしました。』

田辺『わっはっは。頼むから笑かさんといてくれ。
"気配"ってどういう意味や。担当者の背中から"F社"の
営業マンの亡霊でも"にょにょにょにょにょ"って、
でとったんか。』

小松『はいっ、それに近いものがあったような気がしますが、
念のために確認したほうがよろしいですか?』

田辺『もうええっ。おれが自分で聞くから、おまえは、顔あらってこい。』


以上 田辺氏がいくらボケても、小松氏は決してツッコミを入れないが、
まわりで聞いていると"これぞボケの極致"と思わせるものがありました。

このシリーズこれで完結です。ここまで、辛抱強く愛読いただいたみなさんありがとうございます。
(2002・4・21)

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