エピソード7 Qちゃん
Qちゃんといえば、おばけのQ太郎です。曽我町子が初代の吹き替えをやっていた、アニメです。
このQちゃんを題材にしたあたたまる話題をひとつ。
静まり返ったエレベータの中、シ〜ンとして、中に入ったものは、一瞬静まり返り、息を飲みます。
こんなエレベータの緊張感漂う中に、二人の男がにぎやかに入ってきました。そして、辺りを
一応憚りながら語り合うのです、マジメな顔で、その雰囲気を想像してください。
会話が始まります。
A:「人間も死んだらしまいやなあ」
B:「そやな」
A:「おばけのQ太郎って、おばけやから、死んでるんやろな?やっぱり」
B:「そらそうやで。でも、おばけやから、やっぱり生きていた時があったんやろな」
A:「そやな、生きていたときはなにやったんやろ?」
B:「Q太郎やな。」
ここで、二人はこみ上げる笑いを必死にこらえ、緊張感漂うなか、次の階がくると同じに
外に飛び出し、外に飛び出すや大笑いで事務所に消えていきました。
エレベータに残された、人たちはどんな思いでこらえていたか、測りしれません。