インド紀行2 インドに行くなら下町を

  初日、発熱した。出発当日の朝、風邪ぎみで何かふらつくなと思いきや、
体温を測ると38.2度の熱があった。まあ、飛行機の中だけやからいいかと
思い出かけたのであるが、成田〜ニューディリ−の区間で悪化の一途をたどり、
ピーク時には40.5度まで、到達してしまった。飛行機のアテンダントに状態を
訴え、対応してもらったがそれほどいたれりつくせりではなかった。
やはり、JALよりANAのほうがいいあ、とつくづく思った。続いて、翌日もダウン。
泊まったホテルは日航ホテルだったので、日本食もありある面救われた。

2日後平熱に戻り、活動開始。仕事もほどほどにして町をちらっと散策、埃が多い。
デパートとスーパーといった類の店がない。店といえば、間口一間程度の小さい店が
軒をつらねて並んでいる。こういうところでみんな買うのだろうか?
また、やたらに露天が多い。露天の多くはガムが帯状につらなっているあやしいものを
みんないろんな種類を取り揃え売っている。これは、なにかと聞いてみると、どうも
噛みタバコのようである。

カップコーヒー1杯5Rp(15円)程度の相場。運転手の給料で1.5万円程度(これで中級)。
中国より人件費も物価も安い。でも相当な格差が上位と下位ではある。
日本食堂も大衆向きから高級まで(高級は日航ホテルの1軒のみ)あわせて、とりあえず
いったところは3軒。

まあ、一般観光客はタージマハールなんかのきれいな世界遺産を観て廻るんだろうけれども、
インドの実態は決してそれほどいいものではない。

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