U.A.Eアブロード5 生活は?


 ドバイはシンガポールを彷彿とさせる大都会である。物量も多くよくこれだけの物があると
感心させられる。それもこれも、原油のお蔭であるのは疑いのないことである。
なんと砂漠のこの地に
緑を保ったゴルフ場まである。
シンガポール同様、地震のない国。建造物は重厚な感じはいっさいなく、プラスチック模型の
ような感じはぬぐいきれない。
ここで不足するのは
新鮮な野菜と水。これもシンガポール同様100%輸入。

街中を歩く、いわゆるダウンタウンを歩く。ターバンをまいた人達をたくさん目にする。
(ターバンというのは基本的にインド人が巻いているものを指す)
ターバンの巻き方で国、宗教、民族が分かれる。この国も経済的に潤っているせいか、外国からの
出稼ぎ労働者が多い。インド人が特に多い。純粋なUAE人は20%前後といわれる。彼らが政府の
要職、機関を牛耳っており、あきらかに職業的すみわけがあるようだ。
もちろん、この国の若い女性は欧米風でファッションもかなりのものであるが、やはり宗教上
真っ黒な衣装にほとんど目しかでていない服装をまとった女性もいる。

宗教上、金曜日と土曜日が休み。日曜は通常日と同じで労働する。政府機関で
働く人達は木曜日はほとんど休みに等しい。また通常日でも昼からは、ほとんど仕事にならない
政府機関と仕事をするなら、午前中に!これが鉄則。(そんなに働かないのだこの国は)

さすがに、砂漠の国、
砂嵐がある。砂嵐に巻きこまれると前が見えない。車なんかに砂が入り込むと
整備が大変である。故障した車もよく見かけた。
砂嵐の小さいのに一度遭遇したが、さすがにすごい。
この砂嵐、ビルの中にまで入ってくる。仕事柄、コンピュータールームを整備する時、通常エアコン
設備に気を使うのであるが、この国は
砂対策に気をつけないといけない。
部屋の窓に目バリをしたり、端末には必ずカバーをかけて帰るようにする。
そのせいか、車はやはり砂漠走行に断然有利な4輪駆動車が多く、当然日本車が幅をきかせている。

夏場には外気温は日中、体温を越えるらしい。

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