U.A.Eアブロード1 意外な国
U.A.E=アラブ首長国連邦。3年ほど前に訪れた。アラブでの緊張が出始めた時期である。
首長国というのは、首長といわれる王様がおさめる小さな部族、小国であり、この首長国が集合体
として一つの連邦政府を樹立しているのである。国の代表は、首長国の中で順番に回っているようで
ある。UAEへの入国にはビザが必要で、ビザ取得にはホテルとかが発行するインビテーションがいる。
さらに、入国に際しては、空港でホテル発行の証明書なるものが必要で、これを空港の所定のカウンター
で受け取る。このカウンターは入国する外人達でごった返す。旅行社を介してないと、これを個人で受け取る
訳であるが、慣れてないと根性がいる。無事、ここをクリアーすれば、あとはイミグレーションカードを記入して
渡せば問題なく入国できる。
おぉ!なんと美しい国か?やはり中東のシンガポールと言われるだけのことはある。そう、ここは大都会
なのである。玄関口は国際空港のあるドバイ。もちろん砂漠の国であるわけで、郊外は砂漠が広がっている。
見た目金持ちの国であるとすぐ分かるような大きな白い屋敷、鏡ばりの高層ビルが林立している。
空港から1H程度で、ホテルについた。ホテルの名前は忘れたが、5★クラスである。ここで、チェックインする
初めての経験である、なんとパスポートを預けなければならない。海外旅行者にとって大切なパスポートを
預けるのは不安な気持ちになる。まあ、しかたがないか。
この国はかなり欧米よりの国で、外国人にはオープンである。だから、中東戦争が始まれば、この国は
一番先に攻撃されると言われている。我々の旅行もフセイン進行が終ったあとの再度訪れた緊張期間の
真っ只中であったため、少し不安もあった。
さぁ、なにして過ごそうか?さっそく、冷静にホテル内を観察する。いるは、いるは中東のエキゾチック美女が。
どうしてこんなにエキゾチックなんだろうか。きっとあのきっりとした眉毛と目だ。
同行しているK氏はさっそく、そのなかの美女にアタック、といってもホテルの従業員ですが、彼女に流暢な
英語で、おもしろいオプショナルツアーを題材に軟派をし始めた。一応、翌日の砂漠めぐりツアーを予約して
話は終ったが、これがきっかけで彼女はなにかと相談にのってくれるようになった。やはり、現地の人とすぐ
仲良くなることが、旅行を楽しむひとつのテクニックである。さあ、明日は砂漠ツアーだ。