明治時代の遊び3
<あそび>
『ふるさと絵ばなし-仙北偏-(作者:平野長一郎)』より
第三弾は、「博徒遊び」。「博徒遊び」なんてすごいジャンルですが、私らの時代でも、この手はあんまり
経験がありません。もちろん、花札とか株札をつかった遊びがそうだといわれれば、そうなんですが。
ちと違うようです。
1 | つくし打ち | 手ごろな丸太棒の先を尖らせて、雪に打ち付けて立てる。次の人は、それに 打ち付けて、倒したのを取る。 想像するに、前にささった棒めがけて、次の人が、自分の尖らせた棒を、投げて 倒し、倒したらそれをもらえる というようなあそびではないかと思う。 |
2 | 穴一 | 雪をよく踏んで固め、足のかかとで穴を作り、1Mほど離れたところから、 銭を投げてそこに入れる。そしてうまく入った銭を取るのである。 「あないち」というのか「しょういち」というのか定かでありません。もうひとつどの銭をとるのか よくわかりませんね。だって、投げてるのは、自分の銭なんだし。 |
3 | ほっ引き | これは子供の遊びではなく、大人の賭博である。綱の先に印をつけて 引っ張るので、「ほっ引き」という。 なにがどうやってどうあそぶのかよくわかりません。 |
4 | いろはづき | みんなから一定の金をあつめ、さまざまなものを買って、「いろは」の符号で 抽選を引き、品物を渡す。(富くじの変形) 「ようは、3も4も関西で言うところの あてもん やな。駄菓子屋のあてもんの原型では! |