べったん

　　　　・人数：３～５人　
　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　・《べったん》、《しゃしん》とも言いました。いわゆる、関東系でいうと《めんこ》というもの
　　　　　です。今風に言えば、ＸＸＸカードと言うものでしょう。当時も、超レアーなものは、子供達
　　　　　の間でも人気が高く、いわゆる手書きではなく、写真入りのきれいなものが、人気があった
　　　　　訳です。今思い出すと、”まぼろし探偵”、”少年ジェット”、”白馬童子”、”鉄腕アトムの
　　　　　の実写版”、”鉄人２８号の実写版”なんていうのは、なかなか手に入らないものだと、
　　　　　記憶しています。
　　　　　今、これらの”べったん”をもっていると、そうとうマニアには、ほしくてたまらんでしょうなあ。

　　　　　遊び方
　　　　　参加人全員が１０枚くらいをまず、出し合います。それを、全員分集め、トランプの様にカット
　　　　　する。
　　　　　4人でしていると、40枚を取り合うわけです。束になった、”べったん”を
　　　　　１０ｃｍぐらいの段差のあるところに置きます。神社の階段が一番手ごろでいいです。
　　　　　じゃんけんでかった1番手が、手持の”べったん”から1枚をだし、下の階段に置いた、
　　　　　束の”べったん”の手前に、勢いをつけて、煽りにかかります。
　　　　　下の”べったん”は、煽られると、ふわぁと浮き上がり
　　　　　何枚かが、束から煽られて、下の段差の階段に、落ちます。

　　　　　次の2番手も、おなじく束を煽りにかかるわけですが、今度は、1枚だけを煽り、下のどれかの
　　　　　”べったん”に重なるように、煽ります。うまく、重なって、下のべったんの1枚だけをもって、
　　　　　重なった”べったん”共々上に持ち上げることができれば、下に落ちているべったんを
　　　　　すべて、ＧＥＴできます。この、下のべったん１枚に上のべったん１枚が乗ることを
　　　　　《ぐっすりん》といってました。（意味不明です）

　　　　　もちろん、下の”べったん”に上の”べったん”が２枚以上重なると、ダメです。同時に複数の
　　　　　”ぐっすりん”になってもだめです。
　　　　　こんなことをして、少年たちの貴重な”べったん”を取り合いする訳です。

　　　　　べったんをすると、｢そんな悪い遊びをしては、いけません｣　と当時の親たちはいって
　　　　　おりました。なんか不良っぽいんですね。

**ところ変われば**
ぱっちん	山形	２００１．９投稿まとめ
ぱっち	北海道	板ぱっち、土ぱっち、座布団ぱっちなどなど。5mm程の「きんこ」という折り返しをつけて相手の「きんこ」にぶつけ、滑り落とす「板ぱっち」が最高に面白かったです。取られて1枚もなくなっちゃった子は、雪印アイスクリームのふたでリベンジです！
ぱった	北海道	油の中に漬け込んでなんか丈夫にしてたよ
しょうや	愛知県
べっしゃん	愛知県	蝋をぬったりして頑丈にして、おいてあるぺっシャンの上に叩きつけるんだ。で、相手がひっくりかえったらもらえるっていう仕組み。
ぱんこおこし	岐阜県	2002/10/21 Kumiさん
かった	鹿児島県	2002/10/27 けんとさん

　　　　ちょっと変わりだね”べったん”　神戸４０４　ＮｏｔＦｏｕｎｄさん　"02/10/22

　　　　神戸では「べったん」の遊び方が違いました。
　　　　植え込みを囲ってる杭などの上にべったん（めんこ）を乗せて靴などで打って、
　　　　誰が一番遠くまで飛ぶかで競ってました。

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